先日みさき公園の空(くう)の訃報があり、産経新聞2008年5月18日の25面、それゆけ大阪調査隊「動物園の生き物、死んだ後はどこへ?」で空のことも書かれていましたので一部引用させて頂きました。
産経新聞記事

引用ここから

今月12日、岬町の「みさき公園」で、人気者のキリンの「空(くう)」が死んだ。6歳。人間でいうと23歳。とても早い死だった。体長3.75メートル、体重690キロの大きな動物。動物園や水族館の生き物たちは、死んだ後は一体どうなるの?(中井 美樹)

 多くの動物園では、動物が死ぬと、まず死因を調べるために解剖、その後焼却処理をしたり、研究施設に譲渡されたりしている。
専門の博物館がない地方では、地元の大学に研究用として譲られることが多い。
 オランウータンやゴリラなどの霊長類は、希少な上に研究者が多いことから「脳はあちらの先生に、肝臓はこちらの大学に・・・」などあっという間に引き取り先が決まるという。ちなみに4月に死んだ上野動物園のパンダ「リンリン」は国立科学博物館へ譲渡された。

キリンの「空」の場合はどうだったのか?みさき公園に聞いてみると、骨格は大阪市立自然史博物館(大阪市東住吉区)に譲渡されたという。
問い合わせると、「うちに来てますよ」
死んだ翌日に肉や筋肉を取り除いた状態で移され、今は残りの肉を腐らせて除去するため、敷地内の砂場に埋められている。
 同館では来年の夏頃に骨の特別展を計画中。「今回のキリンも間に合うかな」と学芸員の和田岳さん。
引用ここまで

記事をみてみると、動物は亡くなると悲しみにひたる間もなく体はバラバラになってしまうんですね・・。仕方ないことだとは思いますが・・。
キリンの空の冥福をお祈りします・・。
アミメキリン
撮影 2008/4/5